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中国駐在中アラサラリーマン夫婦の雑記ブログ

中国の妊娠、出産にまつわる風習、月子(ユエズ)について。

 

中国の妊娠、出産にまつわる風習について。

ここ数年、周囲の結婚、出産ラッシュが続いています。コレ、中国ノ常識ヨ!と中国人の友達、同僚から聞いて、びっくりしたことをまとめてみました。

中国では妊娠中~出産後にかけて、母親が同居しながらサポートするのが一般的です。例えば母親が成都、娘夫婦の住まいが北京という場合でも、北京で同居しながら家事全般を支えています。その期間、お父さんはひとり淋しいですね…。

妊娠中の風習

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妊娠中はメイク禁止

祖母、母親世代はスキンケアも良くない、と言われていたそうです。若い人はスキンケア程度ならしますが、基本すっぴんです。妊婦さんになってメイクをすると、周囲からの視線も気になるからね…と話していました。

とにかく食べる食べる

なんと中国では、20~25kg増量するのが普通だそうです。仕事中の間食、ランチを見ていても、食べ盛り少年のような食欲でした。出産時4,000g以上の大きな赤ちゃんもいるため、帝王切開を選ぶ人が過半数とも言われています。

たまごをたくさん食べる

はあ~もうたまご見たくないよ :-( という友人。朝昼晩に分け、1日に5つは食べているんだとか。コレステロール大丈夫なの?!と心配になりましたが、栄養を取るため病院でも薦められたそうです。

食べてはいけないシリーズ

かに、アーモンド、カシューナッツ、キクラゲ、サンザシ、缶詰の食品、ほうれんそう、花山椒、八角、唐辛子、油条(豆乳とセットで食べるアレ)、化学調味料(味の素系)、パイナップル、ドラゴンフルーツ、生の豆乳、菊茶などなど。

出産後の風習

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以下は月子(ユエズ)と呼ばれる風習の例です。産後1ヶ月は身体を休ませるため安静にしましょう、という意味を持つほか、その後の健康状態を左右するとも言われています。中国、台湾では女性の身体を気遣い、夫や両親、兄弟などが一丸となって女性をサポートするそうです。お金に余裕のある人は阿姨(アーイー)保姆(バオムー)という専属のお手伝いさんを雇ったり、ナース常駐の施設で回復食や産後ダイエットなどのサポートを受けながら、月子(ユエズ)を過ごすのが人気です。

身体を冷やしてはいけない

アイスクリームや冷たいジュースのほか、扇風機の風に当たることや、クーラーも身体を冷やすので良くないと考えられています。

涙を流してはいけない

赤ちゃんに悪影響が出る、という言い伝えだそうです。

入浴、洗髪してはいけない

期間や徹底具合に個人差はありますが、ビビアン・スーは妊娠中から160日以上シャワーを浴びず、月子のルールを守りぬいた!とニュースで話題になりました。

外出してはいけない

どうしても外出が必要なときは、夏でも厚着をして、夫や家族と一緒に出かけるのが一般的です。

パソコンやケータイは控える

赤ちゃんの傍では特に注意だそうです。理由は電子機器から出る電波が悪影響を及ぼすため。夫が赤ちゃんの傍でスマホいじるのよ!!!と、友達はよく怒っていました。

おわりに

地域・個人差はありますが、日本の風習よりも制限が厳しい印象を受けました。そしてウエディングフォトに続いて、マタニティフォトも人気があります。世界中でブームが起きていたので、どこの国も同じかな?

夫婦や家族の写真もオープンな人が多く、中国版LINEのモーメンツによく写真がアップされています。母の日、父の日、誕生日、記念日など、お互いの家族を大切にする文化って素敵ですね ★

 

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